GTM(Google Tag Manager,グーグルタグマネージャー)でボタンを押されたときに発動するトリガーを作成しよう！【通常のリンクの場合】

タグマネージャーとは

皆さんは、タグマネージャー(Tag Manager)を活用されているであろうか。ご存じの方も多いと思うが、タグマネージャーは複数のタグを一括で管理できるオンラインツールであって、例えば広告を配信する媒体を一つ追加するたびに通常はそれまでとは違う計測タグというものが発行されて、それをそのタグを発動させたいページに挿入する必要があることが多く面倒な場合が多いが、そのような場合においてもタグマネージャーを用いればその、タグを発動させたいページにすべてタグが挿入された状態というのを
いとも簡単に作り出すことができるのである。そんなタグマネージャーであるが、よく利用されるトリガー、つまりそのタグを発動させる条件の指定であるが、それは通常URLを指定してそのURLにユーザーがランディングしページビューが発生した際にタグを発動させることが多い。このページビューのトリガーは例えば媒体から発行されたリマーケティングタグを全ページに挿入する場合やコンバージョンタグをコンバージョンページにのみ挿入したい場合などに利用でき、非常に幅広く利用されている。このタグマネージャーを用いれば、ページリニューアルなどを行った際にも今まで挿入されていたすべてのタグを管理して張り替える必要はなく、タグマネージャーのユニバーサルタグというものさえ管理して新規ページに挿入すれば今までタグマネージャーで管理していたタグが同様に利用できるのである。このようにタグマネージャーは非常に便利な機能を多く持っているが、今回はタグマネージャーの中でもグーグルタグマネージャー(Google Tag Manager,GTM)に焦点を絞りかつそのグーグルタグマネージャーでリンクが張られているボタンをクリックしたということをトリガーとする方法をご紹介する。是非参考にして今後の広告運用にお役立ていただきたい。

クリックをトリガーとする方法

では、クリックをトリガーとする方法をご紹介する。グーグルタグマネージャーにはデフォルトの変数として「Click URL」というものが存在する。新規にグーグルタグマネージャーを立ち上げた場合には表示はされていないかもしれないが、下記の手順で表示させることができる。

1.まず、左側のタブから変数を選択し、上の組み込み変数の設定を選択する。

2.右側に何か変数の羅列とチェックボックスが様々表示されるはずである。その中から下記の画像のようにクリックのところを見つけて、Click URLと書かれている左側のチェックボックスをオンにすれば、Click URLという変数を使用することが出来る。

このClick URLというものは、HTMLソースコード上でhref等でリンクを貼っている場合におけるそのリンクのURLを取得する変数であって、例えばあるページに「href = “tel:0000000000″」とあれば、それはそのボタンを押せば電話をかけることが出来るが、このClick URLは「tel:0000000000」を取得してくれるのである。

この「Click URL」を使用すれば簡単にクリックをトリガーとすることができる。方法はとても簡単で、左側のタブのトリガーから新規にトリガーを作成する時に下図のように選択し、含むの右側のところにそのトリガーを発動させたい条件を記載すれば、そのURLへのリンクのボタンが押された時にこのトリガーが発動する。

まとめ

今回は、グーグルタグマネージャーのクリックをトリガーとする方法に焦点を当ててタグマネージャーの利用方法についてご紹介した。クリックをトリガーとする方法は、同じURL内でボタンを押すことによって遷移したユーザーをターゲットとしたい場合やフォームページとコンバージョンページが同一URLの場合などに有効に活用することができる方法であるので、是非活用していただきたい。リンクルでは、タグマネージャーも様々に活用して広告運用を行っている。是非少し変わったユーザーリストを作って広告効果改善を行いたい、より様々な機能を活用して広告運用を行っていきたいと考えておられる読者の方は下記よりリンクルへお問い合わせいただきたい。