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Google広告において自動入札を導入する際には、「過去30日間で50件以上のコンバージョンが発生していること」が推奨されている。そのため、BtoB商材のような、クリック単価やCV獲得単価が高く、月にそれほど多くのコンバージョンを獲得できない商材で、自動入札の導入ができずに悩まれている方は多いのではないだろうか。今回のコラムではコンバージョン数が少ない場合においてGoogle広告の自動入札を導入するための施策についてご紹介させていただこう。
マイクロコンバージョンとは、コンバージョンに至る前の中間目標として設定するコンバージョンのことである。例えば自社サイトの動線が「サイト流入」→「フォーム到達」→「フォーム入力完了」となっている場合、「フォーム到達」をマイクロコンバージョンに設定するというものだ。
一般的にコンバージョンデータは多ければ多いほど自動入札の予測精度は高まる傾向にある。そのため、コンバージョンと相関性の高いポイントをマイクロコンバージョンとして自動入札の最適化対象に含めることによって自動入札のデータ数が増え、最終的な目標であるコンバージョン数の増加につなげることが可能となる。
しかし、マイクロコンバージョンを導入すれば必ずしも成果が改善されるというわけではない。適切なポイントを設定しなかった場合、マイクロコンバージョン数は増えたが、コンバージョン数は増えていないということも起こりうる。そのため、マイクロコンバージョンからコンバージョンへの転換率を考慮し、到達したユーザーがコンバージョンに至る可能性が高いポイントを設定することが重要である。
アトリビューションモデルとは、ユーザーがコンバージョンに至るまでに接触した広告やキーワードに対して貢献度をどのように割り当てるか決めたルールのことである。代表的なものとしては、最後に寄与したキーワードに100%の貢献度を持たせるラストクリックモデル(終点モデル)や、接点を持ったすべてのキーワードに同じ割合で貢献度を割り当てる線形モデル(リニアモデル)などが挙げられる。
現在のGoogle広告のデフォルト設定としてラストクリックが推奨されているため、ラストクリックを設定している方が多いのではないだろうか。しかし、コンバージョンデータが少ない際に自動入札を導入する場合は、接点モデル、もしくは減衰モデルに変更することをお勧めしたい。一般的にコンバージョンが少ない場合に自動入札が推奨されていない理由として、特定のキーワードに偏った配信になりやすい点が挙げられる。
ラストクリックから接点モデルに変更することによって、コンバージョンに寄与したキーワードが複数記録され、AIが入札を最適化するためのデータを幅広く蓄積することができる。結果として特定のキーワードに配信が偏ることを防ぎ、直接コンバージョンには至ってはいないが確度は高いと想定されるキーワードにも配信の幅を広げることが可能となるのである。
また、接点モデルと減衰モデルのどちらに設定すべきかについては、ユーザーがコンバージョンに至るまでの検索経路(検索回数)を元にご判断いただきたい。検索経路(検索回数)が2つ(2回)程度であれば接点モデル、それ以上である場合は減衰モデルに設定することがおすすめだ。
今回はGoogle広告においてコンバージョン数が少ない場合に自動入札を導入するための施策と注意点について紹介させていただいた。コンバージョン数が少ない商材において自動入札の導入を検討されている方は、ぜひ上述の施策を実践して、さらなる効果改善に取り組んでいただきたい。
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