タップ1つで直接電話で問い合わせ可能？Google広告で活用可能な電話専用広告についてご紹介

このコラムをご覧の皆さんは下記のような画像の広告を見たことはないだろうか？

電話専用広告と呼ばれるこの広告、実は普通のリスティング広告とは違った機能を持つ広告になる。本コラムではこの電話専用広告がどのような広告であるのか、どのように設定すれば効果的に配信することができるのか、ご紹介したいと思う。是非、日頃の広告運用の一助となれば幸いである。

電話専用広告とは

電話専用広告とはその名の通り、ユーザーに直接電話でお問い合わせすることを促進した電話に特化した広告である。この電話専用広告は広告をタップするとその端末から広告主に対して直接電話をかけることができ、その場でお問い合わせをすることが可能となる広告である。電話専用広告はGoogle広告の検索ネットワーク上、かつ、ユーザーの使用している端末が電話を発信することができる端末（スマートフォンやタブレット）上でのみ掲載することができる広告となっている。

電話専用広告の設定

電話専用広告は通常の検索広告と同様にクリック課金制で掲載することができる。そのため、アカウント上で設定する入札単価を基に、そのほかの検索広告などとのオークションの結果で掲載できるかどうかが決まる。また、この電話専用広告を掲載するには、下記の設定が必要となる。

・広告見出し2つ（推奨オプション）

・お店やサービスの名前

・電話番号

・広告文2行

・表示URL

・確認用URL（広告で使用する電話番号が記載されたwebページのURL）

それぞれの文字数の規定は下記になっている。

情報	最大文字数（半角）
広告見出し	30文字
会社名	25文字
広告文	90文字
表示URL	35文字

参照：電話専用広告について

電話専用広告の効果的な設定

①自社が提供する価値をアピールし、ユーザーによる電話問い合わせを促進する広告文を作成する。

リスティング広告も同じであるが、ユーザーが検索行動を起こした際に、いかに自社のサービスが魅力的であるのか、気になると思わせるのか、広告のタイトルや説明文が重要となる。また、電話専用広告の場合、その検索結果画面から直接お問い合わせを行うため、より行動を促すような動機付けが必要になる。電話専用広告も他の検索広告と同様に広告表示オプションも使用可能となるため、それらも追加し、より魅力的な広告にするとよいだろう。

②広告のスケジュール設定を活用する

例えば、ユーザーが広告を見て、タップしてお問い合わせを行ったとする。その際に営業時間を過ぎており、対応ができないというようなアナウンスが流れるとどうだろうか。せっかくの顧客になり得るユーザーに対して、不快感を与え、次回また営業時間内にお問い合わせしてもらえるかは曖昧となるため、スケジュール設定には気を付けていただきたい。そのため、ユーザーから電話がかかってきて、直接電話に出ることができ、対応が可能な時間帯だけに広告を掲載するように設定する必要がある。

③通話レポートの分析結果を基に、スタッフの稼働時間を調整

スケジュール設定で電話に対応できる時間帯のみに広告を掲載できるようになったとする。しかし、実際にはユーザーが問い合わせする時間帯はお昼時に集中しているかもしれない。その場合、対応するスタッフは当然昼時に集めておかなければ、ユーザーが電話で待たされる時間が長くなってしまう。そうなると、ユーザーの満足度は下がってしまうため、上手く受注までつながらなくなってしまうということも多くある。掲載した結果に基づいてスタッフの稼働時間を調整していただきたい。

参照：電話促進型の広告を効果的に設定する

まとめ

本コラムでは電話専用広告についてご紹介した。電話専用広告では通常のサイトに誘導する検索広告とは違い、検索結果画面から直接問い合わせまでつなげることができるため、電話でお問い合わせを促進したいという広告主様には是非活用していただきたい。リンクルでは多種多様なクライアント様の広告配信の目的に合わせて、ベストな配信手法を選択する知識やノウハウが非常に充実している。現状の広告配信に満足がいかない、さらに売り上げを拡大していきたいとお考えの方は是非下記よりお問い合わせいただきたい。

S.T.