WEB広告でのコンバージョンの質を詳しく解析したいと思った時に！グーグルアナリティクス(Google Analytics)を利用して細かな情報を分析できるようにしよう

WEB広告で測定が難しいこと

皆さんは、リスティング広告やディスプレイ広告を出稿されてコンバージョンが計測されたときにそのコンバージョンしたユーザーの質というのを気になったことがあるのではないだろうか。例えば、年齢層が20-30歳をターゲットとしたとあるキャンペーンを行っており、フォームで年齢を入力させ会員登録をコンバージョンとするとする。この時にWEB広告の管理画面上ではコンバージョンが非常に多く計測されているにもかかわらず、実際にふたを開けてみたときの登録年齢者層のメイン層が60代以上であればそのキャンペーンは成功とは言い難いであろう。このようにWEB広告を出稿しているときにどういったユーザーがコンバージョンしているのかといったことは非常に重要なことであるが、例えばAdWords等の管理画面ではコンバージョンしたユーザーがどういった属性なのかということを正確に知ることは難しい。もちろん、Googleが判断したある一定の年齢層に関してはユーザータブから見ることができるものの50%以上のユーザーが不明として計測されていることも多くある。そういったときにGoogleが計測できている年齢層のみに配信して絞り込むというのも一つの手ではあるが、ユーザーが不明と判断されてしまう可能性がある状況の中で不明層に配信しないという選択では機会損失も大きく、より多くのユーザーを集めるという点で非効率的であると考えられる。今回は以下でグーグルアナリティクス(Google Analytics)を使用してそうした情報を知る方法を二つご紹介する。是非参考にして今後の広告運用にお役立ていただきたい。

①特に現状から大きく変更することなく手軽に知る方法

まずは、現状の設定や運用方法のままで、あるキャンペーンの成果を知る方法についてご紹介する。具体的にどのような方法かというと、まず実際の登録者のリストを用意しその登録者の登録時間をわかるようにする。そして、アナリティクス上でその登録者の登録時間に近いところでページに流入しコンバージョンしているユーザーを特定する。その後そのユーザーがオーガニック経由なのかはたまたCPC経由なのかを判断し、CPC経由ならば登録者の登録情報を確認すれば、ある程度広告のキャンペーンの効果が確認できるといった仕組みである。こちらの方法は難が多く、例えばアナリティクスではあるユーザーがコンバージョンした時刻は測定できず、サイトに流入した時間しか測定できないがために、ランディングした時間と登録した時間に大きなかい離があった場合は測定できない。また、コンバージョンユーザーが非常に多い場合、同時刻に多くのユーザーがコンバージョンしていれば登録者情報との正確な突合せをするのが困難となってしまうので、例えばオーガニック経由なのか、yahoo/cpc経由なのかgoogle/cpc経由なのか等の情報が全く分からなくなってしまうだろう。このようにこの方法は非常に大まかな情報しか獲得できない手法ではあるが、手軽に知る方法として便利ではある。

②登録フォームのサンクスURLにユニークなURLを設定する

次に広告経由のユーザーがどういったユーザーなのかを正確に測定できる方法をご紹介する。少々手間はかかるが、登録フォームに入力後、サンクスページのURLに登録者ごとにユニークなURLを設定できるようにしてみよう。このようにすればあるユニークなURLを持つユーザーの登録者情報が確認できかつ、そのユニークなURLを経由しているユーザーの参照元がアナリティクス上で確認できる。このことからどの媒体の広告でどういったユーザーが登録しているかわかるのである。このようにして広告の効果を測定することができる。

まとめ

今回は、アナリティクスを利用してコンバージョンユーザーの質を知る方法を二つご紹介した。リンクルではこのようにアナリティクスも使ってリスティング広告やディスプレイ広告の効果をなるべく正確に測定する取り組みも行っている。どういった商材にこうしたことが有効なのかということや実際に得た情報を使ってどのように改善していけばよいのかといったことも興味がある方は下記より上級ウェブ解析士も在籍しているリンクルにお問い合わせいただきたい。