【Facebook広告】適切にキャンペーン構成を分けることでパフォーマンスを上げるための考え方やコツについてご紹介

【Facebook広告】キャンペーン構成の適切な分け方を知ることで広告のパフォーマンスを上げるための考え方やコツについてご紹介

このコラムをご覧の皆さまの中には既にリスティング広告やSNS広告などウェブ広告での集客、問い合わせ獲得を行われている方も多いのではないだろうか。既に広告を実施されている場合はあまり気にすることも少ないかもしれないが、新しく広告媒体を始めようとする場合はどのようなキャンペーン設計にすれば良いか悩むのではないかと思われる。特に今回ご紹介させていただくFacebook広告においてはアカウント構成の仕方によって広告パフォーマンスに大きく影響を与えるケースも多いため、仕組みを知った上でアカウント構成を考えることは重要である。本コラムでは、Facebook広告の最適化の仕組みをご説明し、それを踏まえてどのようなアカウント設計が望ましいのかについてご紹介させていただく。ぜひ日頃の広告運用の一助となれば幸いである。

Facebook広告の最適化の仕組みとは？

まずはFacebook広告での最適化が行われる仕組みについてご紹介させていただく。Facebook広告はキャンペーンや広告の設定（設定変更も含む）が完了した後に一定の学習期間を経て最適化されるという特徴がある。学習期間の間はパフォーマンスが不安定であるため、早く学習期間を終えることがパフォーマンスを安定化させる方法である。学習期間を終わらせるのに必要なコンバージョン数は各広告セット単位で50件程度となっており、目安としては各広告セット単位で１週間ほどで50件以上のコンバージョンを獲得する必要があるのである。また、広告セットの設定変更や新しい広告セットを作成する際に再度学習期間に入ってしまうため、一度設定した後は必要な時以外はあまり変更を加えないことが得策である。

Facebook広告におけるアカウント構成の考え方やコツとは？

それでは、上記のFacebook広告の最適化の仕組みを踏まえた上で、どのようなアカウント構成が望ましいかについてご紹介させていただく。まず、各広告セットで週あたりで50件以上のコンバージョンを獲得するためにはできる限り広告セットをまとめておく必要があるだろう。テストの意味合いで興味関心毎に広告セットを分けておく構成は特にFacebook広告においては全体のパフォーマンスを低下させる原因となるため注意していただきたい。そのため、広告セット（ターゲティング）の分け方として大きな枠組みでいうと、１）リターゲティング、２）コンバージョン類似ターゲティング、３）興味関心、デモグラターゲティングといったコンバージョン見込みが高い順などで分けていくと良いだろう。話はやや脱線するが、広告においてもデータを蓄積してABテストを行いやすくするために各広告セットの広告数を5~8つ程度に絞ることをお勧めする。また、コンバージョン数が少ない場合はマイクロコンバージョン（中間コンバージョン）を設定することで最適化を行いやすくなるが、マイクロコンバージョンから本コンバージョンへの転換率が低くなってしまうケースもあるため、注意していただきたい。

まとめ

本コラムではFacebook広告の最適化の仕組みをご説明し、それを踏まえてどのようなアカウント設計が望ましいのかについてご紹介した。各広告媒体の特性やロジックを理解して広告運用を行うことで広告のパフォーマンスを向上、安定化させることができるため、要点を掴んで広告運用を行っていただきたい。また、プロフェッショナルな運用にご興味のある方は是非下記よりお問い合わせいただきたい。

K.T.