【リスティングコラム】Google AdWordsのデータフィード活用施策一覧

インターネット広告におけるデータフィードの重要性

自社の商品やデータフィードとこれまでに企業側で得たユーザー情報を掛け合わせて、より効果的に広告を配信する仕組みが整ってきた。以前、【リスティングコラム】Google AdWordsの動的リマーケティングを使いこなし、成果を最大化させよう。という記事で動的リマーケティングについてご紹介したが、他にもデータフィードを用いることで可能となる施策が存在する。地域によって広告の文面やリンク先が限定されたり、サイト内に多くの商品数や商材を抱える広告主にとっては、商材に関するデータとユーザー情報（訪問履歴等）を組み合わせ、広告成果の最大化を目指していくことは非常に理にかなっている。例えば動的リターゲティングを行う場合、数千~数万種類の商品を取り扱うECサイトを運営している広告主としては、一度サイトに訪れたユーザーに対し、リターゲティングを行う際は、そのユーザーがサイトに訪れた際に閲覧していた特定の商品Aの情報を活かした方が、どの商品を見たのか、どの階層まで進んだのかといった閲覧情報を持たない場合よりも有効なアプローチが出来ると考えられ、結果としてクリック率やコンバージョン率も高まることが期待される。ユーザーの閲覧情報を元に動的に画像を挿入してクリックされやすいバナーを生成し、広告のリンク先もより関連性の高いものとすることで最終的に高い成果を目指せるのである。今回のコラムではGoogle AdWordsのデータフィードを活用することで利用できる施策をご紹介しよう。

Google AdWordsで活用できるビジネスデータ一覧

①広告カスタマイザデータ
こちらを用いることで、検索クエリや閲覧されているウェブページごとに、広告文面をカスタマイズすることが出来、ユーザーの性質によって広告文の出し分けを行える。例えば、「ゴミ箱」には「ダストボックス」という言い回しもできるため、ユーザーが「ゴミ箱」と検索した際には「ゴミ箱」で、「ダストボックス」と検索した場合には「ダストボックス」でそれぞれボールディングすることが可能となる。メインとなるKWのボールディングは全体の成果に与える影響度も高いと考えられ、クリック率さらには品質スコアの向上にも期待できる。
②動的ディスプレイ広告フィード
以下のようなカテゴリ別にディスプレイ広告のデータフィードとして活用出来る。カテゴリは常時アップデートがなされており、現状でもカスタムを用いることでほとんど全ての業種業態で活用することが可能なので、関連性のある場合はご一考する価値のある機能である。
・教育
・フライト
・ホテルや賃貸物件
・求人
・地域限定の商品やサービス
・不動産
・旅行
・カスタム
③ターゲット地域フィード
地域特化の商材や地域によって広告の出し分けを行いたい場合には特に有効な機能の一つである。大きな順に国、国内の地域（県や市区町村）、特定の地点を中心とした一定範囲、地域グループなど、選択した地域でのみ広告を表示することが出来る。

まとめ

リンクルは運用特化型の広告代理店として、広告主のニーズをしっかりと汲み取り、単純な費用対効果の改善だけでなく、クライアントのビジネスモデルを見直し根本的な部分にまで踏み込み、それぞれの改善を目指す体制を構築している。今回のコラムで取り上げたようなデータフィードを活用した幾つかの施策に関しても、その配信ロジックや有用性を熟知したものが運用を行っている。そうすることで初めてその効力が最大化されると考えている。昨今各媒体毎にアップデートも頻繁に行われる分野であるため、常にアンテナを張り、効果改善のために必要なものは随時取り入れ、お客様の広告成果の最大化を目指し奮闘している。上記の内容にご興味ある方は下記よりお問い合わせください。