リスティングコラム
COLUMN
Googleアドワーズ
このコラムをご覧になっている皆さんはリスティング広告を運用する際、「アトリビューション」について意識されているであろうか。アトリビューションモデルとは、ユーザーがコンバージョンに至るまでに発生した各クリックに対して、貢献度に応じた評価を行う枠組みのことであり、以前のコラムでもご紹介したが、現在Google広告ではラストクリック、ファーストクリック、線形、減衰、接点ベース、データドリブンといった6種類のアトリビューションモデルが選択可能である。コンバージョンに至る経路でターゲットユーザーは複数の検索を行い、自社の広告と複数の接点を持つ可能性があるため、キャンペーンの目的や戦略に合わせて適切なアトリビューションモデルを選択することが重要である。今回は、そんな複数あるアトリビューションモデルの中でも、最近注目の「データドリブンアトリビューション」について詳しくご紹介したい。(参考:Google広告ヘルプ)
データドリブンアトリビューションでは、他のアトリビューションモデルとは異なり広告主毎のコンバージョンデータを活用してコンバージョン経路全体における各キーワードの実際の貢献度を算出するため、広告主ごとに固有のものとなる。Google検索広告で行われたすべてのクリックを調べ、コンバージョンに至ったユーザーと至らなかったユーザーの経路を比較することでコンバージョンに繋がりやすい経路を割り出し、価値の高いクリックにより多くの貢献度を割り当てることができるのである。
例)札幌のツアー会社の場合
「北海道ツアー」の広告をクリックしたあとに「札幌雪まつりツアー」の広告をクリックした人と、「北海道旅行」の広告をクリックしたあとに「札幌雪まつりツアー」の広告をクリックした人のデータを比較した際、前者の方がよりコンバージョンに至る可能性が高かったとする。他のアトリビューションモデルでは機械的に2つのパターンともに同じ配分でコンバージョンの貢献度が割り当てられるが、データドリブンアトリビューションでは「北海道ツアー」の広告により多くの貢献度が割り当てられる。
上記の通り、データドリブンアトリビューションでは過去の様々なコンバージョン経路の情報をもとに価値の高いクリックを割り出しているため導入に当たり多くのコンバージョンデータが必要となる。具体的には過去30日間で600回以上のコンバージョンと15,000回以上のクリックのデータが得られていなければ設定することができないため、注意が必要である。また、データドリブンアトリビューションの導入後も十分なデータが得られなくなれば自動的にこのモデルを利用できなくなってしまうため、導入後も十分なデータが得られているかウォッチしていくと良いであろう。
今回はGoogle広告で設定できるアトリビューションモデルの中でも、データドリブンアトリビューションにフォーカスしてご紹介した。データドリブンアトリビューションではコンバージョン経路全体を通して価値の高いクリックに多くの貢献度を割り当てられるので、目標コンバージョン単価等のスマート自動入札との相性も非常に良い。スマート自動入札を活用していて、かつコンバージョンデータが十分に得られている広告主の皆様にはぜひ導入をお勧めしたい。リンクルでは今回ご紹介したデータドリブンアトリビューションだけでなく、広告主様の商材や目的に合わせた最適なアトリビューションモデルのご提案を行っている。プロフェッショナルによる広告運用にご興味のある方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。
K.S
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