BtoBビジネスで必須のリターゲティング広告。その考え方とは。
このコラムをご覧になっている方の中には、BtoBビジネスでのリターゲティング広告を運用している方も多いのではないだろうか。BtoBビジネスでのリターゲティング広告の重要性はいうまでもない。今回はその特徴や活用方法などを述べる。このコラムを読んでいただき、リターゲティング広告の成果改善につなげていただければ幸甚である。
BtoBビジネスでのリターゲティング広告の特徴
まず、BtoBビジネス自体の特徴として、ターゲティングが非常に限られていることがあげられる。こういったビジネスでは、狙ったユーザーに対してピンポイントで広告を届ける必要がある。この前提がBtoBビジネス広告での基本中の基本となる。このような前提をもとに考えると、必然としてリターゲティング広告においてもターゲティングは狭くなることが多い。
BtoBビジネスでのリターゲティング広告の運用方法
では、こうした特徴をもつBtoB広告でのリスティング広告はどのようにすればよいのであろうか。ここからは実際の運用方法について述べる。
クリック単価の考え方
BtoBビジネスでは、とにかくターゲティングが限られる。こういった限られたユーザーに対して配信するには、どうしても100円~300円とクリック単価は高くなりがちである。BtoCビジネスでのリスティング広告では、20円~30円で配信できることを考えると一見かなり高く見えるかもしれない。しかし、ここで注意しなければならないのはリスティング広告との差である。BtoBビジネスでリスティング広告を出稿しようとすると、業界によっては平気で1,000円をこえてくることもある。そのことを勘案するとリターゲティング広告では確度の高いユーザーに対して100円~300円で配信出来ているのは比較的安いともいえるのではないだろうか。
確度の低いユーザーやプレースメントへの配信を止める
上述したようにリターゲティング広告では、クリック単価が比較的高騰しがちである。つまりそこで無駄なクリックを発生させてしまうとそれは費用対効果の悪化につながりかねない。ここでの無駄なクリックを如何にブロックするかが運用上の一つのポイントとなる。ではそれはどのようにして防いでいくのかここで述べたいと思う。
①PLM(プレースメント)除外
ポイントサイトやゲームの解説をしているサイトでのクリックは基本的にCVに繋がりにくいと考えられる。そういったサイトへの配信は止め、より確度の高いサイトへの配信を行うようにしよう。リマーケティング広告での成果の悪化の要因の一つは、こうした配信先にあることも多い。配信されているサイトには常に気を使い、場合に応じてプレースメント除外をおこなおう。
②アプリ除外
①とも関連するが、アプリへの配信は基本的に成果の悪化につながりやすい。確度の低いクリックや、CVに至りづらい配信がされている可能性もある。もちろん配信先によっては有効な場合もあるから注意しなければならないが、基本的にアプリへの配信は成果がよくないことが多いので場合に応じて配信を止めるなどして対応しよう。
③CVユーザーに配信をしない
CVユーザーが基本的に何度もCVに至りづらいのがBtoBビジネスである。一度お問合せしたユーザーに対して再度配信するのは満足度をさげてしまう一つの要因にもなる。
④フリークエンシーキャップをかける
フリークエンシーキャップとは、1人のユーザーに対しての配信の頻度を決めることができる設定である。一人のユーザーに対して一日に何回配信するかを決めることでより効率的な運用をするように心がけよう。
媒体を広げる
リマーケティング広告では、一つの媒体に登録しただけでネットのすべての配信面に出せるわけではない。GDN、YDNをはじめとし、Facebook広告、Twitter広告、他DSPなど配信面を数えれば枚挙にいとまがない。できるだけ媒体を広げ成果を見ていくことで、成果の改善につなげることができるだろう。
リマーケティング広告の改善をすることでさらに成果を改善しよう
このようにBtoBビジネスのリマーケティング広告には様々な改善手法が存在している。これらを実施することで成果改善につなげていただければ幸いである。リンクルにはBtoBビジネスのリマーケティング広告に特化した専門チームが存在する。プロが仕掛ける広告施策に興味のある方は下記よりお問い合わせください。
N.H
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