ボールディングの徹底はできていますか?
リスティング広告における重要な要素の一つに、広告文のボールディングが挙げられる。今回のコラムでは、ボールディングがなぜ重要なのか、ボールディングするとなにが良くなるかについて考察する。リスティングの費用対効果をさらによくしていきたい、成果を上げていきたいと考えている方の一助となれば幸いである。
広告文のボールディングとは
広告文のボールディングとは、検索されたクエリに対して登録したキーワードが反応し、広告文が露出するが、その広告文に登録したキーワードが含まれていることをボールディングという。
ボールディングによるメリット
ボールディングのメリットを簡単に述べると、より費用対効果の高い広告配信ができるということが挙げられる。
ボールディングをすると、反応したキーワードが太字化され、目立ちやすくなる。また、検索クエリの内容を含んでいるため、クリックもされやすくなる傾向にある。いわゆるクリック率の上昇だ。こうなると品質スコアが改善される。品質スコアとは、広告の掲載順位を決める一つの要素だ。広告スコア=掲載順位は品質スコア×広告の上限クリック単価+そのほかの要素で決まる。つまり品質スコアが高いほど、上限クリック単価は低くても掲載順位を高く保つことができる。品質スコアは、LPの利便性、広告のクリック率、広告とキーワードの関連性で決まる。ボールディングをすることにより、この関連性とクリック率を上げることができ、結果として品質スコアを上げることができる。ちなみにAdwordsでは、直近でこの要素を分割、そして過去の品質スコアを見ることができるようになった。このようにして品質スコアをあげ、より費用対効果の良い配信ができるようになる。
ボールディングの際に気をつけなければならないこと
このように基本的にメリットばかりのボールディングだが、気をつけなければならないこともある。それを以下に記載する。
①競合名のボールディング
競合他社のキーワードを出稿する際、競合名でボールディングをしてしまうと、確かにクリック率は上がるが、クレームになりうる。業界によってはそもそもキーワードで登録するだけでも問題になりうるので、最大の注意を払おう。
②ボールディングの内容に気をつける。
ボールディングする際はグループごとに行うことがある。この際に、グループ名に気をつける必要がある。グループ名にその他グループなどつけてしまうと、そのままボールディングされ、その他の通販ならといった広告文で配信されうる。これはボールディングに限った話ではないが、ボールディングをする際には、特にその一つ一つの広告文を確認する癖をつけよう。
③必要以上にグループを分けすぎないこと
ひと昔前では、グループを1キーワード1広告文にすることが推奨されていた。これは、ボールディングの必要性から出てきたニーズだが、あまりにも分けすぎてしまうと、データがたまらず、少ないデータを基にした運用になってしまう。グループをまとめつつ、かつボールディングをする際には、広告カスタマイザ、アドカスタマイザの利用も視野に入れよう。
正しくボールディングを活用してより費用対効果の高い広告配信をしよう!
今回のコラムでは、ボールディングとは何か、またそのメリット、デメリット、気をつけるべき点をご紹介した。ボールディングをするだけで、成果の改善を図ることができる。ぜひボールディングを徹底して広告の費用対効果を最大化してほしい。また、こうした基本的なところを押さえた上で運用できるのが、リンクルの強みの一つだと考えている。より費用対効果の高い広告配信にご興味のある方は下記よりお問い合わせください。
N.H
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