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このコラムをご覧の皆様はアトリビューションモデルについてご存知だろうか。アトリビューションモデルとはユーザーが広告に最初に接触したタイミングからコンバージョン(商品の購入やお問い合わせ)にいたるまで、各タッチポイントがどの程度コンバージョンの獲得に貢献したかを評価する枠組みである。このアトリビューションモデルだが、各広告媒体のデフォルトの設定では「ラストクリック」すなわちコンバージョンに至る直前の広告クリックにコンバージョン数1が割り振られることとなっている場合が多い。しかし、複数回の広告接触を経てコンバージョンまで至るケースも多いため、こういった場合はラストクリックのみを評価していてはユーザーが自社の商材と出会うきっかけとなったキーワードや検討途中に接触したキーワードを適切に評価することができない。そこで今回は、Google広告で設定可能なアトリビューションモデルについてご紹介したい。
現在Google広告では、下記6種類のアトリビューションモデルが設定可能である。それぞれの概要について下記にてご紹介する。
1.ラストクリック:コンンバージョン経路で最後にクリックされた広告とそれに対応するキーワードだけに貢献度を割り当てる。
2.ファーストクリック:コンンバージョン経路で最初にクリックされた広告とそれに対応するキーワードだけに貢献度を割り当てる。
3.線形モデル:コンバージョン経路で発生したすべてのクリックに貢献度を均等に割り当てる。
4.減衰モデル:コンバージョンまでの時間が短いクリックに、より多くの貢献度を割り当てる。貢献度は 7日間の半減期を使って割り当てられる。つまり、コンバージョンの獲得日から 8 日前のクリックは、コンバージョン達成の前日のクリックの半分の貢献度が割り当てられる。
5.接点ベース:接点ベースではコンバージョン経路の最初と最後にクリックされた両方の広告とそれに対応するキーワードにそれぞれ40%の貢献度を割り当て、それ以外でクリックされた広告とそれに対応するキーワードに残りの20%を均等に割り当てられる。
6.データドリブン:1~5のアトリビューションモデルが決められたルールに従い機会的にコンバージョンの割り振りが決定されるのに対し、このテータドリブンアトリビューションでは、過去のデータに基づいて都度コンバージョンの割り振りが決定される。ただし、データドリブンアトリビューションを利用するには過去30日間においてGoogle検索で15,000回以上のクリックと、600回以上のコンバージョン実績が必要となるため、注意が必要である。これらの基準を満たす広告主の方には是非設定をおすすめしたいアトリビューションモデルである。
今回は、Google広告で使用できるアトリビューションモデルについてご紹介した。Web上で商品の購入やサービスの導入を検討しているユーザーはコンバージョンに至るまでに様々な検索キーワードでの広告接触を経ている場合も多いため、このアトリビューションモデルの考え方は非常に重要な項目である。ラストクリックのみの評価では気づけなかった思わぬキーワードがユーザーと商品の出会いのきっかけとなるケースも多いため、是非導入をおすすめしたい考え方である。リンクルでは、お客様の商材やサービスに合わせて適切なアトリビューションモデルを選定させていただいている。プロフェッショナルによるアトリビューションモデルの考え方ににご興味のある方は是非下記よりお問い合わせいただきたい。
K.S
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