WEBマーケティングにおける広告が表示される場所という観点からユーザーが広告を見るときの人間心理について考察してみる

WEBにおけるユーザー目線から見る広告の表示のされ方について

昨今においてWEB上でプロモーションを行うことは当たり前となってきているが、広告の表示のされ方についてしっかりと意識できているであろうか。著者の主観であるが、ターゲット層への広告の表示のされる場所にはユーザー目線から見て二パターンあると考えている。まず一パターン目が、ターゲットとする人間がある情報を求めるためにWEBを使用しており、その過程で類似した広告を与えるもの。もう一パターンが、新聞、チラシや交通広告と同様の特に類似情報を欲していないが無作為に表示される広告である。この両者には当然ながら明確な差があり、ユーザー心理も変わってくると思われる。まずこれら二つが具体的にどこの広告を指しているのかをご紹介する。

前者の類似した広告を与えるパターン

これは以下のような広告形態が想定される。
・リスティング広告：検索クエリに連動した広告が表示されるため
・ディスプレイ広告（プレースメントやサイトカテゴリ指定）：商材と類似したページを見ているユーザーに表示できるため
・記事広告：とあるメディアにある情報を求めている過程で表示される広告であるため
・インフルエンサーマーケティング：とある人物が発する情報を求めている中での広告（当人は広告と気付いていないかもしれないが）であるため
おおむねこのあたりなのではなかろうか。このような広告を使用する場合には、ユーザーのその時点における興味関心に近い広告が適切に表示できているために購買意欲の高いユーザーが多いと考えられる。この時のユーザー心理は著者の主観であるが、自分の求めている情報に近い広告が出ているので、その広告が目に入ったとき、自分が求めているものと同等かそれ以上の情報が得られると考えられる場合に選択肢を増やそうとするのではなかろうか。ということは、ユーザーに比較検討してもらうために、広告に他社との比較や優位点等を訴求することによって広告の効果が出てくるのではなかろうか。

後者の無作為に広告を露出しているパターン

これは以下のような広告形態が想定される。
・ディスプレイ広告（プレースメントを指定しないもの。DSPも含む）：興味関心のあるユーザーに配信していたとしても結局広告が表示される場所という観点では不特定である。
・リマーケティング広告：上記と同一であるが、一見するとユーザーを指定していることから無作為広告に見えないのであえて記載した。
・Yahooのトップページなどの広告（プレミアム広告など）：街中での看板みたいなものと同一視できると考えられるので、こちらも無作為に広告を露出しているものであると考えられる。
このような広告は上記に挙げた広告とは逆にブランディングの認知や新規のユーザーの大量獲得に役に立つと考えられる。この場合のユーザー心理は重ね重ね著者の主観であるが、積極的にこの広告を見て購買意欲を掻き立てられるというよりかは、その商材があったなという程度にとどまることが多いのではなかろうか。そうであるならば、このような広告を使用する場合には、インパクトがあるもの、眼を惹くものを広告として使用することによって頭の中にその広告のイメージが刷り込まれるのではないかと考えられる。

まとめ

今回は、WEBマーケティングにおける広告を表示される場所という独自の観点から広告を見るときの人間心理について著者の主観で考察してみた。広告のユーザーターゲティングに関しては多く考察することがあろうが、広告の表示される場所によってユーザーが思う心理状態も変わってくるというのはあまり意識しない点であると思われるので、是非活用していただきたい。リンクルではWEB広告を表面的な理解ではなく、本質を理解して運用することを心掛けている。本気でWEB広告において成果を上げたい、今までどこの代理店でも成果が上がらなかったといった読者の方は是非下記よりリンクルにお問い合わせいただき、効果を最大限に活かせる広告運用をお任せいただきたい。