AdWords Editor、キャンペーンエディターを最大限に活用する

リスティング広告を運用するにあたって、「Google Adwordsで作成したキャンペーン、アカウントをそのままYahoo!スポンサードサーチに移行したい」と考える広告主様は多いのではないだろうか。弊社でもこのような事例は往々にして発生する。実は、この際わざわざYahoo!スポンサードサーチ用に一から作り直す必要はなく、AdWords Editor、キャンペーンエディターを最大限に活用することで、移行にかかる工数を最大限に削減することが可能になっている。今回は、AdWords Editorに入れたアカウントをキャンペーンエディターに移行する方法について、順を追って説明する。今までこの作業に苦慮してきた方の一助となれば幸いである。

（参照サイト：https://support.google.com/adwords/editor/answer/38657 ,https://help.marketing.yahoo.co.jp/ja/?p=5210)

AdWords Editorの操作

まず、必要となる情報をAdWords Editor上から引っ張り出す。

①対象のアカウントに入る。

②[エクスポート] > [アカウント全体をエクスポート] をクリック

③ファイルの種類でCSV（.csv）を選択する。

④ダウンロードされたファイルを保存する。

これで移行するのに必要な情報は全てCSVファイル上に記載することができた。次にこれをキャンペーンエディター上に移す方法について説明する。

キャンペーンエディターの操作

①メニューバーにあるデータのダウンロードボタンを押し、対象のアカウントのデータをキャンペーンエディター上に落とす。

②メニューバーにある「インポート」をクリックする。

③先ほど保存したファイルを選択する。

④CSVファイルのインポート先アカウントを選択し、[プレビュー]ボタンを押す。

⑤作成したデータと見出しの項目名が一致しているか確認し、問題なければ[データのインポート]ボタンを押す。

作成したデータと項目名が一致していない場合は、各項目名の右に表示されている[…]ボタンを押し、正しい見出しの項目名を選択する。

⑥内容を確認し、問題なければ[実行]ボタンを押す。

キャンペーンエディター上のエラーを修正する

上記の方法でインポートは完了となるが、2016年12月地点では、このままだといくつかエラーが発生する。次はそのエラーの対処方法を説明する。

・広告名のエラーを修正する

Google Adwordsには存在しないが、Yahoo!スポンサードサーチには一広告につき一広告名の存在が必要となる。よって、この方法で移行すると広告名が入力されていない、というエラーが発生する。

この広告名を入れる方法にはいくつかあるが、最も効率的だと思われる方法を紹介する。

①広告タブを押す。

②ctrlキー＋Aを押し、すべての広告を選択する。

③それをコピーし、エクセル上に張り付ける。

④広告名にユニークな値をいれる。

広告名には広告グループ内で同一のものが存在しない限り何を記入してもよい。よって、数字の連番などをいれるのが効率的だと考えられる。

⑤ctrlキー＋Aを押し、すべての広告を選択し、コピーする。

⑥キャンペーンエディター上の広告をすべて選択し削除する。

⑦複数の広告作成・編集ボタンを押し、エクセル上のデータを張り付ける。

これで広告名のエラーはなくなる。

・細かい修正を加える

Google AdwordsとYahoo!スポンサードサーチは似ているものの、細かい点で差異が存在する。例えば、Google Adwordsのコールアウト表示オプションは、アカウント毎に設定できるものの、Yahoo!スポンサードサーチのテキスト補足オプションではキャンペーン毎にしか設定ができない。また、Google Adwordsの共有ライブラリーにある除外キーワードリストは引き継がれない。

このような差異がある場合、それらを個別に対応する必要がある。

リンクルは効率の良い運用で成果の改善が可能

今回は、Google Adwordsで作成したアカウントをYahoo!スポンサードサーチに移行する方法をご紹介した。実はこの方法は一年前にはできなく、最近できるようになったものである。これらのアップデートは頻繁に行われるが、リンクルでは最新の情報をキャッチし、それに対応した運用を行っている。リスティング広告正規代理店ならではの運用術に興味のある方は、リンクルにお問い合わせ下さい。

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