クリック単価の高い採用関係のリスティング広告で効率的に配信を行うには？

採用関係のリスティング広告はクリック単価が高い傾向にあり、うまく運用を行わないと獲得単価が高くなり費用対効果が悪くなることが往々にしてある。リンクルでは採用だけではなく各業界に精通したものがリスティング運用を行うため費用対効果の改善のお問合せを頂くことが多々ある。今回は過去リンクルでお手伝いをさせて頂いた事例を紹介しながら採用関係のリスティング広告運用のコツを伝授していきたい。

教育関連のお客様

【課題】

近年市場としても急成長をしてきている教育業界のお客様から講師募集のご相談を頂いた。現在運用を行っている代理店では季節に合わせた運用がうまく行われておらず競合も増えていく中でクリック単価が上昇しており結果獲得単価も上昇していた。

【基本情報】

月間広告費：100万円

クリック単価：350円

獲得件数：22件→34件

転換率：0.8%→1.2%

獲得単価：45,000円→29,000円

【運用のポイント】

各地域ごとにキャンペーンを作成しそれぞれの地域名などを掛け合わせたキーワードを登録した。また広告文にも地域名や競合と差別化を行うために待遇や質の高さを訴求し配信を実施した。さらにRLSAやリマーケティング広告で一度サイトへ訪れたユーザーを中心に入札を引き上げて配信を行ったことでクリック単価を上げることなくしっかりと刈り取り、獲得単価を下げることに成功した。

トラック運転手募集のお客様

【課題】

若者の獲得に苦戦。新卒・中途ともに採用を強化しようと入社祝い金や面接への交通費支給など充実させてナビ採用を行っていたが、エントリー数は毎度頭打ちで新しい取り組みを探されていた。

【基本情報】

月間広告費：70～100万円

クリック単価：250円

獲得件数：30~50件

転換率：約0.9%～1.4%

獲得単価：約21,000円

【運用のポイント】

リスティング広告とSNS広告を活用。また、時期によって注力するポイント・媒体を都度変更した運用設計を行った。例えば、真夏に未経験者を採用しても暑さゆえに離職率が非常に高いため、夏は中途採用に注力したリスティング広告を出稿し、クリエイティブも「高待遇」「短距離長距離選べる」などといった転職者が気にするであろうポイントを広告文に盛り込んだ。新卒採用はFacebookを用い、年齢層を18～21歳に絞り込んで配信した。仕事風景やランチの様子、女性ドライバーの特集などをスライドショーにして訴求し、リスティングの約6割ほどのクリック単価でアクセスを集められたことで、結果としてエントリー数は全体で1.7倍となった。

タクシー会社のお客様

【課題】

東京都を中心に展開される中堅タクシー会社のお客様。将来の運転管理者やプロジェクトリーダーを育てるべく4年前から新卒採用に取り組み始めたが、思うようにエントリーを集められずにいた。

【基本情報】

月間広告費：リスティング15万円、TrueView35万円

クリック単価：300円

視聴単価：9円

獲得件数：18件

獲得単価：約27,000円

【運用のポイント】

大手求人ナビサイトでは競合も多く、エントリーを集められずにいたため、まずは自社の採用サイトに直接就活生を集めようとリスティング広告を導入した。また、就活生にもっとタクシー会社の仕事や会社の理念を深く理解してもらうため、約7分の企業紹介ムービーを作成し、3～8月にかけてTrueView広告により配信を行った。結果として、リスティング広告との相乗効果により、前年度の2倍のエントリーを獲得し、目標であった5名の内定承諾を得ることに成功した。

まとめ

今回は、エントリー数の頭打ちに悩まれている会社様も多いであろう採用でのWEB広告施策についてご紹介した。リンクルではリスティングをはじめとしてSNS広告、DSPなど、各社の課題に合わせて「どんな施策が有効か」「どんな内容にしたら興味を引くか」を考えながら、最適な媒体や予算アロケーションを柔軟にご提案させて頂いている。今までの施策にプラスした新しい取り組みをお求めの方は、ぜひリンクルにご相談いただきたい。

リスティング広告・WEBマーケティングの株式会社リンクル