Googleが提供するDSP「DBM(DoubleClick Bid Manager)」とは？その特長とターゲティング内容を大公開！

DBM(DoubleClick Bid Manager)とは？

DBMはGoogleが提供するDemand Side Platform（DSP）だ。（「DSPとは？」に関しては本コラムでは割愛する。）検索連動型広告やGDN（アドネットワーク）に広告配信できるGoogle AdWordsもGoogleが提供しており、相互に連携することができる。アドワーズを利用している広告主からよくご質問を頂くのでコラムとして取り上げた。DBMでできること、メリットをご紹介する。

DBMの特長・メリット

DBMの特長は主にGDNと同じターゲティング、とりわけアドワーズのリマーケティングリストを使うことができる点だ。アドワーズもGoogleが提供しているので、アカウント連携を簡単に行うことができ、リマーケティングリストを個別で作成、収集する必要が無い。仮に現状でGoogleリマーケティングの成果が良いのであれば、DBMでもリマーケティングを配信することで、より多くのリマーケティングユーザーにアプローチできる。
また、透明性の高いレポート機能のおかげで運用しやすい点も特長として挙げられる。アドエクスチェンジやSSPごとに配信をON/OFFができたりと、成果を改善するためのアクションを打ちやすい。

新規ユーザー獲得用のターゲティングやサードパーティデータとの連携も充実

DBMでできることはリマーケティングだけではもちろん無い。膨大なデータ量から推測されるインタレスト（興味関心）、キーワード、プレースメントやアプリなどのターゲティングが可能だ。さらにサードパーティデータとの連携も進んでいる。下記にターゲティング可能な項目を列記する。

コンテンツ

・広告枠ソース：ここで配信するSSP・エクスチェンジを選択することができる
・ブランド保護：広告を配信するデジタルコンテンツラベルを選択できる。デジタルコンテンツラベルはアドワーズのディスプレイネットワークキャンペーンにもある設定項目だ。
・アプリ、URL：広告を配信するプレースメント・アプリを指定できる。
・キーワード：合計で10,000個までキーワードを自由に設定することができる。またキーワードの除外も可能だ。
・カテゴリ：アドワーズでいう「トピックターゲティング」に近いターゲティングが可能。
・環境：配信デバイスを設定する。デスクトップ・スマホ・スマホアプリ・スマホアプリインタースティシャルなどが設定可能だ。
・視認性：スクロールせずに見える位置にのみ配信するなどの設定を行うことができる。
・言語：ターゲットとしているユーザーが使用しているだろう言語を設定する。

オーディエンス

・オーディエンスリスト：リマーケティングやアフィニティなどを設定する。
・ユーザー属性：配信したい性別・年齢を設定する。年齢は18～65歳より上の間で設定することができる。
・地域：配信したい地域を設定する。郵便番号で設定することも可能だ。
・曜日と時間：配信する曜日・時間帯を設定できる。

テクノロジー

・ブラウザ：配信したいブラウザを選択する。IEとSafariはバージョンの指定までできる。
・デバイス：デスクトップ・スマホ・タブレットから選択でき、更にメーカーやモデル、OSでも指定できる。
・接続速度：ネットスピード（通信速度）でもセグメントすることができる。
・携帯通信会社/ISP：キャリアを指定できる。

まとめ

DBMはAdWordsのリマーケティングと連携すると成果を出しやすい。既にAdWordsのリマーケティングで成功しているサイトであれば、DBMで配信することでGDN以外の広告枠に配信することができるようになる。
リンクルはGoogle社と連携を強化しており、DBMのアカウントをレンタルすることも可能だ。DBMの広告配信に興味がある方は下記よりお問い合わせください。
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