【リスティング運用者必見】スマートフォンのリスティングを配信する際のポイント3選

スマートフォンへのリスティング広告配信には注意が必要

スマートフォンの検索数がPCを上回り、スマートフォンへのリスティング広告の配信は欠かせないものとなった。特にBtoCの商材は、PCでリスティング広告を配信していてスマートフォンでは配信しないということは大きな機会損失につながる可能性が高い。しかし、スマートフォンへのリスティング広告配信はPCと異なる部分が多く、注意しなければならない点が多い。そこで今回はスマートフォンへリスティング広告を配信するときに注意すべきポイントを3つご紹介する。

スマートフォンへのリスティング広告配信で注意すべきポイント

①掲載順位は上位を確保できているか

スマートフォンはPCと違い画面が小さいため、検索結果の横にリスティング広告が表示されず広告枠が少ない。特にYahoo！検索の場合、PCでは1ページ目に8～10本程度リスティング広告が配信されるが、スマートフォンの場合1ページ目に配信できる広告枠は5～6本となっている。そして、スマートフォンへのリスティング広告配信で最も注意しなければならないのが掲載順位である。スマートフォンで検索した時にプレミアムポジション（自然検索結果の上部）にリスティング広告が配信できるのは3～4位までとなっている。4～5位以下の広告は1ページ目の一番下に配信され、最後までスクロールしなければユーザーの目に留まることがない。スマートフォンでリスティング広告を配信した時に、上位で配信するのと下位で配信するのとでは流入数に大きな差が生まれる。スマートフォンへリスティング広告を配信するときは必ず自分で検索し、掲載順位を確認することが重要だ。

②スマートフォンでもユーザーが見やすいページになっているか

スマートフォンはPCと違い画面が小さいため、PCのページをそのままスマートフォンで閲覧する場合、非常に見づらい場合がある。ユーザーは多くの場合サービスの比較検討を行うが、リスティング広告は同じキーワードに入札している競合がいる場合が多い。自社の広告がスマートフォン上では見づらく、競合のサイトはスマートフォンに最適化され見やすいという場合、コンバージョンは競合に流れていく可能性が高い。スマートフォン専用のページを作る、もしくはサイトをレスポンシブ化することで、ユーザーがスマートフォンでサイトを閲覧した時に見やすくすることは非常に重要だ。

③配信地域の設定でユーザーを逃していないか

リスティング広告は配信地域を設定することで、自分が想定しているターゲットに広告を配信することができる。スマートフォンでのリスティング広告も同じように配信する地域を選ぶことができるが、配信地域を選択した場合、エリア情報が不明のユーザーには広告が配信されない点には注意が必要だ。スマートフォンユーザーのエリア情報はWi-Fiの接続やGPSの使用状況に依存する場合が多く、不明確なユーザーの場合、エリア情報が不明のユーザーのカテゴリ―に振り分けられることになる。配信地域を選択すると、このエリア情報が不明のユーザーには広告が配信されず、配信機会を失う結果となる。そのような場合、配信する地域を選択するのではなく、配信しない地域を除外することで、エリア情報が不明のユーザーにもリスティング広告を配信できる。スマートフォンで検索してもリスティング広告が出ない、という場合にはこの配信地域の設定を確認してみよう。

まとめ

スマートフォンへのリスティング広告の配信はPCとは異なる注意すべきポイントがある。スマートフォンの検索数がPCの検索数を上回るようになり、スマートフォンへのリスティング広告配信はより一層重要性を増している。
またスマートフォンで表示されるリスティング広告の競合はPCと比べ少ないため、ユーザーをより取り込みやすい。上記で触れたポイントを再度確認し、スマートフォンへのリスティング広告配信を見直してもらいたい。

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