リスティング広告・マッチタイプ・キーワード
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このコラムを読んでくださっている皆さんの中には、自社のアカウントでどのマッチタイプで登録すべきなのか、何語で登録すべきなのかでお困りの方はいないだろうか。実はこの登録するマッチタイプによってリスティング広告の成功の可否というのは決まってくる。今回のコラムではリンクルの事例をもとに、業界、業種による登録すべきマッチタイプ、注力すべきマッチタイプについてご紹介する。キーワードの登録でお悩みの方の一助となれば幸いである。
本題に入る前に、まず前提となる、それぞれのマッチタイプの特徴についてみていく。
完全一致…キーワードと検索クエリが完全に一致した際に広告を表示する。こちらが出したいキーワードに完全に一致するものを出すことが可能である。
フレーズ一致…キーワードとその並び順を指定し、そのキーワードと並び順と完全に一致したものを含む検索クエリに対して反応する。
絞込部分一致…指定したキーワードを含む検索クエリに対して反応する。軸となるキーワードが決まっており、その周辺の語句を拡張したい際に使いやすいマッチタイプである。
部分一致…指定したキーワードと関連性のある検索クエリに対して反応する。
また、もう一つおさえておきたいのが、キーワードの登録する語数である。登録する語数が1語よりも3語の方がクエリとして調べられる回数は少ないが、検索クエリに対し、こちらが出したいと考えているキーワードにより近くなるのが3語である。
まず、第一のチェックポイントが、業種である。比較的客単価の高いBtoBと単価の安いBtoCでは、登録すべきマッチタイプと語数が変わってくる。それぞれの特徴として、BtoB案件はワンクリックが高く、上位掲載するには入札を高く設定する必要がある。また検索回数が少ないのが特徴だ。この特徴から考えると2語の絞込一致、完全一致でキーワードを登録するのがお勧めである。なぜなら、2語以上のキーワードを指定することである程度ニーズが絞り込まれる上、比較的検索ボリュームも少ないからである。ここで、3語のキーワードを登録してもなかなかクエリに対して反応しないという事態が起きうる。逆にBtoC案件は比較的ワンクリックが安いが、単価は安く、かつ検索ボリュームが多いという特徴がある。こちらは逆に3語の部分一致を登録することをおすすめする。なぜなら、部分一致で広くキーワードを集めることができる上、3語で登録することによってある程度キーワードを絞ることができるからである。このマッチタイプと語数で登録しておくと、こちらが意図しない、かといって登録するには長すぎる検索クエリに対して広告をだし、コンバージョンに至る可能性がある。
もう一つ考えるべき視点として、知名度の有無があげられる。知名度がある商品とそうでない商品の2つが並べられた際、どちらを買うだろうか。大抵の人は知名度がある方を買うだろう。これはリスティング広告においても同様である。知名度がある商品は商品名や社名といったいわゆる指名系のキーワードの検索ボリュームもあり、「バウムクーヘン 通販」といった一般系のキーワードで検索された際もコンバージョンに至る可能性が高い。この場合、ある程度強気に広告を出すことも可能である。よって1語の絞込部分一致、2語の部分一致を登録するのも一考の余地があるだろう。
今回のコラムでは、業種、そして知名度によるキーワード、マッチタイプの登録方法について紹介した。ただし、大まかなところは紹介したもののリスティング広告を出す広告主によって必勝パターンというのは大きく変わってくる。そういった視点も加味し、運用できるのが運用特化型であるリンクルの大きな強みの一つだと考えている。業界業種毎に特化したリスティング広告に興味のある方は下記よりお問い合わせください。
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