リスティングコラム
COLUMN
DSP
動画広告
動画広告には、配信手法は何種類かあるが、その中でもプリロール型動画広告についてスポットをあてる。
プリロール型動画広告とは、YouTube等で本編の動画が再生される前に配信される広告手法のことである。
YouTubeのTrueView広告ではスキップ出来る動画広告が登場した。
スキップ出来る動画広告のメリットは、ユーザーは興味のあるCMだけを選んで視聴することが出来る。
逆を言えばユーザーはCMを見ずに本編に入ることが出来る。
ユーザービリティの観点から言えば広告を排除出来るので良い手法と言えるであろう。
近年YouTubeのTrueView広告だけではなく動画DSP等配信手法が多様化してきた。
そこで、スキップ出来る広告は、本当に有効なのか検証したい。
動画広告を考えるときにテレビCMを思い出して頂きたい。
テレビCMは、15秒ないし20秒の動画を時間帯によって繰り返し放送されることで、
ユーザーの記憶に残りブランディングが確立される。それでは、テレビCMはスキップ出来るであろうか、
もちろん出来ない。スキップ出来ないことでユーザーの記憶に残り購買につながる。
スキップが出来る動画広告は、ユーザーが自分自身で必要な情報のみ取れるが、
逆に言えば必要な情報は取りに来ない。テレビCMと比べてユーザビリティは、上がったものの、
広告本来のユーザーへの刷り込みが行えない可能性が高い。
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