自動化で成果を上げるための設定とは?
このコラムをご覧の方の中にはWEB広告を始めたばかりで、なかなか成果が出ず、悩みを抱えている方も多いのではないだろうか。運用を行う上での改善案として最近よく目にするのが「自動化」の導入ではないだろうか。今回は、その自動化の導入で成果を上げるためのポイントをいくつかお伝えできればと思う。今回は、どの入札戦略であっても活用できるポイントを紹介していく。
そもそも自動化とは、手動でキーワード設定を行い日々調整していることをすべて機械学習させ、運用を自動で行い成果を上げていく方法である。細かいデータを学習させることで、手動で行う以上に細かい部分まで手が届く運用が可能となるのだ。
そこで自動化を効率よく行うために、あらかじめ設定しておくことで、より成果につながる方法をご紹介する。ぜひ今後の運用の一助になれば幸いである。
広告スケジュール設定、地域の設定、オーディエンスリストの設定
自動化は、機械学習によって成果を上げるものであるため、より細かいデータを学習させることでより精度の高い自動化運用が可能となる。そこで行っていただきたい設定が、①広告スケジュールの設定、②地域の設定、③オーディエンスリストの設定である。
広告スケジュールはデフォルトでは「終日」になっているため、曜日ごとにそれぞれ最低でも時間帯を3分割することによりデータを蓄積することができる。
地域に関しては、デフォルトでは「日本」に設定されているため、これを47都道府県すべて登録し、どの都道府県からCVが獲得できているのかをデータとして蓄積させることが必要である。もし、東京都のみの配信の場合は区で分けておくことをお勧めする。
オーディエンスでは、アフィニティカテゴリからターゲットとなるユーザーが好きそうなもの、関連の趣味などを選んでいく。たとえば、健康食品のECサイトであればフィットネス用品に興味があるリストを使用すると、健康に気を使っていて健康食品にも興味があるユーザーに配信できる。このように登録したリストから、どのくらい配信をしていて、CVがどれだけ獲得できているかなど、機械学習をさせていくことになる。オーディエンスリストの追加は、Googleが提案してくれるリストから選択して追加できる。注意したいのは、これらを「ターゲティング」で設定してしまうと特定のユーザーにしか配信されなくなってしまうため、必ず「モニタリング」で設定を行っていただくという点だ。
これらの設定を行うことで、いつ、どこで、どんなユーザーからCVが獲得できているか、ユーザーの詳細なデータが蓄積されていくことで機械学習が進み、確度の高いユーザーへの配信を自動で行える。実際に、日用品のECサイトで、こうした設定で自動化を行ったところ、1か月で20件以上CV数が増加した事例がある。
まとめ
本コラムでは、自動化で成果を上げるために、はじめに行うべき3つの設定をご紹介した。詳細なデータを学習させることで、手動よりもきめ細かい配信が行えるようになる。自動化を導入したものの効果が改善されない、逆に効果が悪くなってしまったと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれない。まずは細かいデータを学習させるために広告スケジュールや地域、オーディエンスリストなどを設定し、詳細なデータが得られるように設定していただきたい。
リンクルでは、自動化を活用しながら成果を上げる運用を日々行っている。もちろん自動化以外でも、クライアントのビジネスや、実際のターゲットの行動を分析して効果を出すためのノウハウを蓄積しているので、現状の成果に満足いかない、より効果を出していきたいとお考えの方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。
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